株式会社英工務店

背景
までいな村のまでいな工務店

阿武隈高地の中腹にある飯舘村は、自然豊かな環境に囲まれた山あいの村で、農業や酪農を中心とした村づくりが行われてきました。先人たちの暮らしに思いをはせ、新たな交流の場を作りたいという願いから再生させた古民家や、飯舘村に生きる人が大切にしている「までいな暮らし」をご紹介します。

社長自慢の古民家紹介

越後国(現:新潟県)の大工 菊蔵によって建てられた古民家は、かつて飯舘村深谷地区にありました。農家の住居として使われ、萱屋根が掛けられていました。その屋根裏では養蚕が行われていたようです。
再生した古民家は、内部の柱・梁の材料はそのままに、基礎や柱に耐震の技術を取り入れ、地震に強い建物にしました。柱や梁の重厚感、モミと杉のテーブルといすが、訪れた人をあたたかく包み込みます。

背景

江戸時代の住宅を解体することは、当時の工法を知る上で貴重な機会となりました。
昔と現在とでは、長さを図る単位や精密さが異なります。解体した木材は梁間(はりま)と桁行(けたゆき)の長さが違ったため、設計の段階で全て計算し、調整する必要がありました。熟練した職人とともに材料や工法を見極めつつ、苦労しながらも楽しく再生することができました。

  • 寸、尺、間
  • 寸、尺、間……江戸時代の職人も当時描いたであろう設計図を想像しながら、現代の建築設計に合わせて細かく設計図を起こしていきます。

    屋根、梁、柱、土台、一つ一つのパーツを全て見直し、完成する頃には20枚以上の設計図が手元に残りました。

  • 見取り図
    伝統と、快適さと

    伝統と、快適さと

    梁や柱はそのままに、建築当時の趣を失わないようにしました。
    解体前は萱屋根でしたが、管理のしやすさを考えてトタン屋根にしました。材質は変わりましたが、茅葺屋根の雰囲気を残すために高さを低くしています。

    アイコン

    飯舘村の木材で

    長い歴史を刻んだ柱と梁にはつやがあり、独特の質感とあたたかさを生み出します。その雰囲気を大切にするために、テーブルとイスには飯舘村のモミの木と杉の木を使いました。

    飯舘村の木材で
    アイコン
    アイコンアイコン

    英工務店では、飯舘村への移住・定住を徹底してサポートします。土地探しから家づくり、リノベーションや住宅周りの工事まで、不安なことやわからないことがありましたらいつでもお気軽にご相談ください。

    飯館村土地情報はこちら

    社長の好きな飯館村

    なだらかな丘陵、桜も紅葉も楽しめる花塚山、村のあちこちで見られる庭先の花々……飯舘村には未来に残したい里山の風景や暮らし、食文化などがたくさんあります。社長の大好きな飯舘村の“までいな”暮らしをご紹介します。木

    花いっぱい運動と
    いいたてオリンピア

    飯舘村では村内を美しい花でいっぱいにしようと、「花いっぱい運動」が続けられてきました。各家庭の庭先や事業所の敷地には、村民の手によって植えられた花がたくさん咲き乱れ、その景色は震災後も変わらずにここにあります。村民の手によって続けられている花いっぱい運動は、オリジナル品種「いいたてオリンピア」の誕生にも繋がりました。いいたてオリンピアは大型宿根性ハイビスカスのタイタンビカスで、鮮やかな赤色が特徴の整形大輪花です。春に芽を出し、7~9月に見頃を迎えます。

    花いっぱい運動といいたてオリンピア
    木木
    虎捕山と山津見神社

    虎捕山と山津見神社

    平安時代に源頼義によって捕らえられた凶賊・橘墨虎の伝説から名付けられたという虎捕山(とらとりやま)。その中腹には永承6年(1051年)に創建した山津見(やまつみ)神社の本殿があります。2013年に火災によって本殿などが消失しましたが、2015年に再建しました。本殿のオオカミの天井絵242枚は東京芸術大学の学生たちによって復元され、2016年に収められています。

    木木
    飯舘村観光情報はこちら